コロナ禍で職場で配る『義理チョコ』↓ 長崎では健在?


20代:「お世話になった方用にプレゼント用で。感謝の気持ちを伝えられたらなと」

アミュプラザ長崎 長岳 真奈さん
「長崎に関しては、職場などでの“お配り用の需要はまだまだある”と感じておりまして、まとめ買いされている方が多かったです。まだまだ健在だと思います」
その傾向は洋菓子店でも──


ラトリエドゥアン・プレリール 水島 真一郎オーナーシェフ:
「(コロナ禍の)最初の頃は、特に会社でお配りしていただいているものに関してはちょっと減ったかなというのはありました。
それが今、段々緩くなってきているので、段々元に戻ってきているのかなとは思います」
1,500粒完売! 1度の温度差で仕上がりが…多くの客を虜にする“技”


長崎市の人気洋菓子店で40年、洋菓子一筋のオーナー 水島シェフが作るチョコは、SNSでも人気で、多くのお客さんを虜(とりこ)にしています。
(客)

「チョコレートは他のも見たんですけど、ここのが美味しかったので」

「丁寧に作っていらっしゃるかなと思って、いつもSNSを見ています」

去年、“用意した1,500粒”が完売したチョコがあります。

水島さん:
「スプレーでかけるのと…こう指でつけるのは模様の出方が違うけん」

ツヤっとした輝きに欠かせないカカオバターは、マーブル模様を出すためにひと粒ひと粒手作業で塗ります。

一番大切なのはなめらかな口当たりになるかが決まる『テンパリング』作業です。

水島さん:「温度を下げて中の結晶を整えてやらんと。要は地道にですね」

およそ50度のチョコを一旦25度まで下げたあと30度まで上げることでカカオバターの結晶を安定させます。

温度が1度でも違えば、輝きも変わってしまうそうです

ラズベリーとライチのジュレを入れると…
“甘い香りがふわっと広がる”トリュフに──

一粒が完成するまでに5時間もかかります。

水島さん:
「思いを込めて作っていかないといけないたいね。
“一気にガッとかじってしまう”のではなくて、“ゆっくり口の中で溶かして”その素材と、チョコレートの風味を味わっていただきたいと思います」


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