本当の政務秘書官は「政策とか、国会対策とか、重要なポイントを捌く人」

ーーもう一つの秘書官問題は、岸田総理の長男・岸田翔太郎政務秘書官です。総理のイギリス訪問の際に翔太郎氏がお土産を買って大臣に配ったと。村上さんも大臣なさってましたけど、大臣時代にお土産なんてもらいました?

村上誠一郎元行政改革担当大臣:
いやあんまり記憶ないですね。まあ秘書官もいろんな役割があってね、雑事をやる人もいるでしょうし。ただちょっと心配なのは、こういう難問が山積してるときは、そういう雑事やる人も必要なんでしょうけど、さっきも言ったように、政策的に優先順位をどうするかとか、整理できるような人をもっと置かないと、どんどん重要な問題が先送りされてるような気がして、そっちの方が心配ですね。

ーーつまり政務秘書官がお土産を買いに行くってイメージができないわけですよ。だから、そういうことをやってるという32歳の辛さですよね。

村上誠一郎元行政改革担当大臣:
だから何回も言うけれども、本当の秘書官というのは、政策だとか国会対策だとか、いろんな重要なポイントを捌く人じゃなきゃいけないんでね、本当はそういうことのできる人を置くべきじゃないかということですよね。