宮城と岩手にまたがる北上山地の地下に設置を目指すILC=国際リニアコライダーの誘致に向け、要望活動に特化した期成同盟会が8日、発足しました。
ILC実現建設地域期成同盟会の設立総会には、気仙沼市や一関市など、宮城や岩手の17の市長・町長らが出席しました。

ILCとは、加速器を使って電子と陽電子を超高エネルギーで衝突させる巨大な研究施設で、宇宙の成り立ちの解明につながると期待されています。

施設は、宮城と岩手にまたがる北上山地の地下に、20キロのトンネルを掘る計画です。しかし、2013年に候補地が北上山地に一本化されてから10年が経過し、実現に向けた動きが停滞しています。このため期成同盟会では、要望活動と機運の盛り上げに特化して取り組むことにしています。














