『第三者委に提出した文書』の内容を真っ向から否定する音声

そして、翔さんの死から10か月が経った今年1月。市の第三者委員会がようやく立ち上がった。
(泉南市 山本優真市長)
「ご遺族に寄り添いつつ、先入観なく、公平・中立性を守りながら」
しかし、ここでもまた不可解な点が浮上した。

市長が第三者委員会に提出した文書。これまでの経緯がまとめられているというのだが…。
【市長が第三者委員会に提出した文書より】
『4月下旬から市教委は、第三者委員会を立ち上げ調査を行いたい旨を保護者にお伝えした』
翔さんが亡くなった翌月の去年4月、第三者委員会による調査を教育委員会が遺族に提案したと記載されている。

しかし、これを真っ向から否定する音声が残されていた。それが去年4月下旬、遺族と教育委員会との電話のやりとりだ。
【去年4月28日の音声より】
(教育委員会 担当者)「もしもし、泉南市教育委員会ですけども、松波さんの携帯電話でよろしいでしょうか?」
(翔さんの兄)「はい。第三者委員会ってどうなっているんですか?」
(教育委員会 担当者)「我々の方でその委員会を立ち上げて設定するという用意はいまのところはございません」














