北朝鮮の軍創設からきょうで75年。これに先立ち、金正恩総書記が軍の宿舎を娘とともに訪問したと北朝鮮メディアが報じました。
北朝鮮・金正恩総書記と手をつないで歩いているスーツ姿の少女。金総書記の娘の「キム・ジュエ」とみられます。
朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は8日、この写真を公開し、金総書記と「尊敬するご子息」が7日に軍の宿舎を訪問したと伝えました。最高指導者以外に「尊敬する」との敬称が用いられるのは極めて異例です。
「労働新聞」は、金総書記が軍の部隊を訪問したのは朝鮮人民軍創設75年を祝うためだとし、金総書記は記念の宴会に出席して演説も行ったと伝えています。
演説で、金総書記は「我が軍隊は世界で一番強い」と軍を高く評価しましたが、アメリカや韓国についての言及はありませんでした。
北朝鮮では、軍の創設から75年となるきょう、首都・平壌で大規模な軍事パレードが行われるという見方が強まっていて、アメリカ政府系メディアは核を搭載できる「超大型放射砲」や「ステルス無人機」などが登場する可能性があるとしています。
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