プロ野球の広島や巨人で投手として活躍した鳥取県鳥取市出身の川口和久さんが7日、鳥取県のスポーツ特別アドバイザーに就任しました。甲子園、鳥取県勢2勝を目指します。
7日、鳥取県庁で鳥取県の平井知事から川口さんに委嘱状が手渡されました。

鳥取市出身の川口さんは、鳥取城北高校から社会人を経てプロ入りし、広島や巨人で通算139勝をあげた名投手です。
おととし鳥取市にUターンし、野球教室などで自身の経験を伝えてきました。
このところの鳥取県の高校野球は、甲子園に出場した代表校が1勝まではするものの2勝目が遠く、特別アドバイザーとしての川口さんの目標は、甲子園2勝の達成とプロ選手の輩出にあります。

川口和久さん
「喜びを感じて、高校野球がどんどん強くなっていくようになると、全国大会に行っても1回戦で負けてしまうようなことはないと思いますし、準決勝、決勝目指して、すごいチームだねと言われるようなチーム作りをできたらなと思っています」「身長180センチあれば、150キロを出せる体のシステム作りは分かっていますので、選手がプロ野球のドラフトにかかる、県民の皆様と夢を見て、それが現実となれば良いかなと思います」
川口さんは、プロ時代の人脈を活かして元プロ選手をコーチに招くなど、専門のピッチングだけでなくバッティングの強化にも乗り出し、鳥取県の高校野球の底上げを目指します。