48歳の女が自宅に放火した事件。初公判で女の生い立ちが明かされました。家庭内暴力や引きこもり、そして8年前から声が出なくなったというのです。女は法廷で筆談による陳述を行い、無罪を主張。自宅に火をつけた動機について、心のよりどころだった愛犬の死が影響していることを明かしました。精神鑑定で情緒不安定性パーソナリティ障害と診断された被告の女。「精神状態の限界」を迎えた瞬間とは…。
現住建造物等放火の罪に問われている富山県高岡市の無職・越前寧美(えちぜん・やすみ)被告、48歳。
越前被告は2021年11月、高岡市京町の自宅の物置にあった雑誌やダンボールにマッチで火をつけて半焼させたほか、隣接する住宅2棟を延焼させたとされています。

失声症で言葉を発することができない越前被告。6日の初公判では筆談で陳述を行い、それが法廷内のモニターに映し出されるという異例の措置が行われ、被告は「放火しようとは考えていなかった」と、筆談で起訴内容を一部否認しました。

なぜ、自宅に火をつけたのでしょうか?裁判では被告が事件に至るまでの生い立ちと、事件当日に何があったのかが明かされました。














