「どうやって利益を?」もやし業者に聞いてみると

―――(河田直也アナウンサー)もやし業者は、価格を抑えるため数々の努力をしています。例えば成長のために「お湯をかける」回数を一日6回から5回に減らす。1回お湯15トンなので減らすことで燃料費2割削減されます。さらに生産工場でもやしがこぼれないよう、機械を改良したということです。

そうした努力で一袋31円の平均価格を維持していますが、ここ50年で1000社あった業者が104社にまで減ったということです。また小売店側としては「もやしは看板商品」業者も値上げしにくい状況もあるということです。実際に、どれくらいの価格だと適正なのか、もやし業者に聞いて見ると「約40円」という回答でした。

では、業者はどうやって利益を上げているのでしょう?


この点もあわせて話を聞くと「もやしだけでは赤字なので、カット野菜を同時に納品して、そちらで何とか利益を得ている」ということでした。「日本からいなくなってしまうかも」という危機感は、相当なものでした。(2023年2月6日放送 MBS・よんチャンTV「シリーズ 私たちのお金」より)