「物価の優等生」として家計に貢献できることはわたしたちの誇りでもありました。しかし、安さばかりを追求していては、もう続けていけない状況です(全面広告より)。いま、”最後の優等生”もやしの生産者から、悲痛な叫びが聞こえています。いったい何が起きているのか、現場を取材しました。


 「物価の優等生」と言われるたまごの高騰が止まりません。JA全農たまごの調べによりますと、Mサイズ1kgの相場価格が320円となり、統計を取り始めて以降、最高値を更新。去年の同じ時期と比べて約1.8倍になりました。また、鳥インフルエンザも流行し、値上がりだけでなくそもそもの供給量も不足しています。

 (スーパーの買い物客)「前は190円か200円までやったのにな。ちょっと高かったら300円するやろ」 「ちっちゃい子どもがいるのでたまご料理をよくします」

 先週、「セブン-イレブン」はサラダやサンドイッチなどを含む一部商品について規格を見直し、ゆで卵の量を減らして販売することなどを発表。また、北海道のお土産として有名な「白い恋人」は、原料となる卵白の入手が難しいとして、今年1月下旬からオンライン販売を休止しています。2.jpg
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 2月も5000品目以上の値上げラッシュが続く中で、優等生として最後の砦を守り続けているのが『もやし』です。

 (スーパーの買い物客) 「もやしは重宝しています。手頃ですし何でも使えるから」 「もやしはよく使います。ビタミン的にも良いお野菜なんでね。お値段的にもありがたいし」