■プロ野球・ロッテ春季キャンプ(4日、沖縄・石垣島)
侍ジャパンの佐々木朗希(21)がキャンプ2度目のブルペン入り。この日はパドレス・アドバイザーの野茂英雄氏(54)が訪れ、吉井理人監督(57)と共にブルペンへ。
野茂氏は捕手の後ろから佐々木のピッチングを見守り、佐々木はストレートのほか、スライダー、フォークを交えて63球を投げ、その内、右バッターを立たせて15球投げ込んだ。球団のスピードガンでこの日の最速は157キロをマーク。
15日に行われる練習試合(ヤクルト戦・糸満)での登板が有力視される佐々木は、3月に開幕するWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に向け、調整は順調のようだ。
ブルペン視察を終えた野茂氏は「最近のキャンプは早い仕上がりでやっているので、このロッテキャンプもそんな感じでしたね」と自身の現役の頃との違いに触れた。
佐々木のピッチングについては「2月はじめにしてはだいぶ出来上がっているんじゃないかな」とし、この日の最速157キロに対し「もともと球が早いんで(笑)。WBCもありますし本人も認識してると思う。そこじゃなくて今シーズン向けてどうやって作っていくか」と語った。
さらに「野茂さんから見て(佐々木が)ポテンシャル的にメジャーでも通用する?」と聞かれると「言わんでも大丈夫です。みんな分かってます(笑)」と先駆者として“令和の怪物”に太鼓判を押した。