バザーではウクライナの伝統的な衣装やイリナさんお手製のコースターを販売します。

小千谷ならではの錦鯉やウクライナのひまわりが印象的なデザインは、イリナさんがひとつひとつ心を込めて焼き付けたものです。

「ウクライナのために、できることは何でも…」

【イリナ・シェフチェンコさん(38)】
「戦争が長期化したために慣れてしまって、きょうも多くの市民が死に、建物が壊され続けていることを人々は忘れ始めてしまっています。小千谷で安全な暮らしをさせてもらっている私たちは、ウクライナのために出来ることは何だってしなければと…」

イリナさんの夫でガーナ国籍のムタルさんは、秋の間、小千谷市内の養鯉業者でアルバイトを行い、稼いだお金を夫婦の生活費や家族への仕送りに充てていました。しかし、冬の間は仕事がありません。

息を切らしながらやっていた近所の雪かきも、この季節のちょっとした仕事の一つ…。

【ムタル・サリフさん(36)】
「これは一時的な“パートタイムジョブ”。稼いだお金はガーナやウクライナの家族に送ったり、自分たちの生活を維持したりするのにとても重要です」

イリナさんとムタルさんは、「ウクライナの支援につながれば」とできることは全てやろうと決めています。

【バザーを手伝う高校3年生】
「ウクライナの状況はインターネットやテレビで見ることしかできなくて悔しかったんですけど、こうやって何かお手伝いできることがあると知って、参加できて嬉しく思っています」

チャリティバザーは、小千谷市の東栄会館で2月11日土曜日の午後1時から。収益はウクライナの子どもたちを支援する団体に寄付するということです。