「逆襲の岡山支社」2022年夏、JR西日本岡山支社が立ち上がった

2022年夏、そんな国鉄車両が行き交う現状を、JR西日本岡山支社は逆手にとって「岡山デスティネーションキャンペーン」でアピールし始めました。

「岡山・備後地区を鉄道の聖地にしてまいりたい」

国鉄車両は伊達じゃない!なんと、古い車両だらけの現状を「国鉄車両の聖地・岡山」としてPRを始めたのです。実はこの企画が大変話題となり、国際放送でも取り上げられるほどに。結果全国から「国鉄車両好き」の多くの鉄道ファンが岡山にやってきたといいます。

RSKイブニングニュースYouTubeチャンネル「六角さんと国鉄岡山」に動画掲載中です

そして岡山デスティネーションキャンペーンの一環で、「呑み鉄」でも知られる俳優の六角精児さんも、イベント出席のため岡山にやってきました。

その六角さんに丸一日密着し、岡山の鉄道について様々魅力をお伺いしたところ、「JR西日本は古い車両を大事にしている」と熱く語ってくれ、何だか勝手にこちらが褒められたような気分になりました。

旧車両を観光列車に 例えるならゲルググの系譜を継ぐ「リゲルグ」
旧車両を観光列車に 例えるならドムの系譜を継ぐ「ドワッジ」

岡山エリアでは、「古い車両を丁寧に使い続ける」「改良して使い続ける」、中には観光列車に生まれ変わった車両も多数あります。(【画像】にラ・マル・ド・ボァとWEST EXPRESS銀河も)な~んてサステナブルなんでしょう。

中間車両に運転台をつけた通称「食パン」(115系) 例えるならザクタンク

「そうだ、私たちの住む岡山はこれでいいんだ」「ここは古き良き国鉄の世界を、未来永劫楽しめる “国鉄天国” なのだ」とこちらも開き直りの境地に達し、勝手に盛り上がっていたところ、JR西日本から一通の広報リリースが届きました。

「2023年度、岡山・備後エリアに新型車両を導入します」

え?!マジですか??