ネコを置いて入院できない…77歳の相談者

 C.O.Nは、介護ヘルパーやケアマネージャーと連携して、こうした高齢者からの相談を受けています。

 一人暮らしの77歳の女性。飼っているネコの世話をしている際に右ひざを痛めたといいます。

  (桑畑副理事長)「これフード持ってきたからね」
 (77歳の相談者)「すみません、ありがとう」

  (桑畑副理事長)「脚はどんな感じ」
 (77歳の相談者)「エサをやるのに座ったり立ったりしたら『プチンッ』といって。それからもう痛くて歩きにくいし」

 今後、もしかしたら手術が必要になるかもしれない状態ですが、ネコを置いては入院できないと不安になり、相談を持ち掛けました。

  (桑畑副理事長)「放置して悪くなったらいけないからしっかり診てもらって、また手術するときには代わりに私たちがエサやりに来るし。心配せんでも何かあったら見にくるし」
 (77歳の相談者)「ちょっと気持ち的に安心。涙出てきた…」

 万が一の際にはどうしたいのか、事前に話し合うことで飼い主は安心でき、ネコも路頭に迷うことが防げます。去年1年間で50件以上の相談を受け、現在は9軒の訪問支援を続けています。