『多頭飼育崩壊』『病気で世話できない』高齢化社会で浮き彫りに

 日本では約3分の1の世帯がイヌやネコなどのペットを飼っているとされています。一方で高齢化社会が進む中、浮き彫りになった課題があります。

 室内を埋め尽くしたネコの画像。飼い主が不妊手術などをしなかったため、気付いたときには61匹まで増えていたといいます。こうした多頭飼育崩壊は高齢の飼い主が正確な知識を持たず起こすケースも少なくありません。

 また、多頭飼育崩壊とまでいかなくても、飼い主が病気になって世話ができなくなり衛生環境が悪化している場合もあります。残されたネコは新たな飼い主が見つからなければ、行政が引き取るなどして、そのうちの一部はやむを得ず殺処分されているのが現状です。