寒い日が続き食べたくなるのがあったかグルメ。
ラーメンで有名なあの出汁を使った新たなあったかグルメが、鳥取県米子市に登場しました。


米子市のとある店。
そこで煮込まれていたのは、黄金色の出汁。10時間煮込んだ牛骨出汁です。

キャスター 薄井靖代
「牛骨といえばラーメンを思い浮かべるんですが、なんとこちらのお店、牛骨おでんが食べられるんです」

米子市で有名な牛骨ラーメン…ではなく「牛骨おでん」を提供しているのは、去年12月に米子市にオープンした「牛骨おでん壱ト弐」。

具材の種類が豊富で、ダイコンや白滝、手作りのつみれやきんちゃくなど約40種類もあるんです。

牛骨出汁は、和風出汁などと合わせおでんの出汁に。

しっかりと煮込んだ具材に牛の背脂「ラード」をかけて完成です。

キャスター 薄井靖代
「良い香り食欲をそそられます!いただきます。牛骨そして食材のうまみがぎゅっとつまっていてすごく味が染みていておいしいです」

しかし、一体なぜおでんの出汁を牛骨にしたのでしょうか?

牛骨おでん壱ト弐 池内誠さん
「焼肉屋のほうを運営していましいて、どうしても賄いに回ったり無駄になる所が多いもんですから、そこら辺を何かいかして商品開発ができないかなということで」

店を運営する会社は、境港市で焼肉店を経営していて、余すことなく肉を使えないかずっと考えていました。

お肉のプロとはいえ、おでんは初挑戦。いまの味にたどり着くのは簡単ではなかったといいます。

牛骨おでん壱ト弐 池内誠さん
「牛骨っていい香りで香りが強いですから、あまり和風出汁やほかの具材を邪魔しないようにほどよいところで調整するのが難しかった」

試行錯誤を重ねること3年、ようやく完成しました。

牛骨おでん壱ト弐 池内誠さん」
「牛骨おでんが名物というか、いろんなところで牛骨ラーメンのように牛骨おでん牛骨おでんとそこらへんで看板が上がるようになったら、もっともっと盛り上げるんじゃないかなと思います」

ラーメンとともに米子の名物となるか?「牛骨おでん」の今後に注目です。