スポーツ・イベント“大声で応援”復活へ

5類への引き下げに伴い、今後の感染症対策の考え方も変わっていきます。
そのひとつが、スポーツへの応援の仕方です。

政府は、プロスポーツや大規模イベントの収容人数の緩和を今日(1月27日)の対策本部で決定します。
現在は、「大声あり」の場合は収容人数の上限が50%、「大声なし」の場合は収容人数が100%という制限があります。

新基準では、収容上限を撤廃し、収容人数100%で大声ありの応援ができることになります。ただし、感染防止安全計画を主催者側が策定をした上で、マスク着用や換気など基本的な感染対策が条件となっています。政府関係者によると、今日の決定次第で即日運用を始めるということです。

2月17日にJリーグ開幕、3月9日にはWBCがスタート、3月30日にはプロ野球開幕がありますので、政府は早めに始めたいという考え方なのかもしれません。

恵俊彰:
もう国に基準があるのではなくて、今度は主催者側に基準があるということになるんでしょうか?

小坂教授:
「5類」移行に向けて主催者が判断していく形になりますし、外であればリスクは低いので、徐々に前の状態に戻していけばいいと思います。
本当だったらモニタリングを見て感染が増えないことを確認しながらやっていけばなおいいと思いますが、こういった形での緩和は徐々に進めていく必要があると思います。

落語家 立川志らく:
コロナは「5類」になったとしても、高齢者・持病を持ってる人をいかに守るかっていう、そっちの方に入ってくる。落語界とか歌舞伎はやっぱり高齢者が多いので、多分当面はマスクは主催者がつけるようにするでしょうね。

恵俊彰:
手指消毒とかテーブル拭いたりとかはどうなっていくんですか?

小坂教授:
接触感染はほとんどないということは分かっているので、エアロゾル感染が主体と考えると、換気とマスクでの対策を重点的にやって、それ以外は緩めていくという方向が望ましいと思います。

(ひるおび 2023年1月27日放送より)