■第20回アジア競技大会 愛知・名古屋 野球 スーパーラウンド第2戦 日本 7ー3 チャイニーズ・タイペイ(26日、岡崎中央総合公園野球場)

32年ぶりに日本開催となったアジア大会愛知・名古屋。野球日本代表“侍ジャパン”はスーパーラウンド最終戦でチャイニーズ・タイペイに逆転勝利を飾った。日本は開幕から5戦全勝、オープニングラウンドで同組から勝ち上がった中国との対戦成績がそのまま持ち越されるため、スーパーラウンドは通算3勝0敗とし、1位通過で決勝進出を決めた。

社会人代表で臨む今大会、日本開催となった1994年の第12回大会(広島)以来、32年ぶり2回目となるアジア制覇に王手をかけた。決勝はスーパーラウンド第1戦で勝利した韓国と再び対戦する。

雨が降りしきる中行われた試合は、1点を追う3回に熊田任洋(25)が同点打、添田真海(29)が勝ち越し打を放ち、逆転に成功した。さらに5回、7回にも追加点を挙げリードを広げた日本。8回に丸山壮史(27)に2ラン本塁打が飛び出し7ー2。投げては先発・近藤壱来(28)が6回1失点(自責点0)の力投。リリーフ陣もリードを守り切り、勝利を引き寄せた。

先発の近藤は立ち上がり、守備の乱れも絡んで先頭打者の出塁を許すと、続く陳孝允に中前適時打を浴び、先制点を献上した。

1点を追う打線は3回、チャイニーズ・タイペイ先発・徐翔聖を攻める。この回先頭の有馬諒(25)がライトへの二塁打を放ち、好機を演出。続く1番・熊田がレフトへ適時二塁打を放ち、同点に追いついた。さらに2番・添田が一塁への内野安打で続き、勝ち越しに成功した。

逆転に成功した日本は、1点リードのまま近藤が気迫の投球を続ける。すると5回裏、チャイニーズ・タイペイの2人目・林佾葳を攻め、この回先頭の1番・熊田が安打を放ち出塁。1死二塁の好機を作ると、迎えた3番・向山基生(30)が中前適時打を放ち、貴重な追加点を挙げた。

終盤に入った7回、ここまで力投を続けていた近藤に代わり2人目・加藤三範が登板。2本の安打を許し2死一、二塁とピンチを招くと、1番・陳晨威の打球をセカンドを守る添田が後逸。その間に失点し1点差に詰め寄られた。

それでも打線はここから再び奮起。9番・有馬の中安打と2つの四球で2死満塁の好機を作ると、5番・水谷祥平(25)の代打、柴崎聖人(24)が放った打球を左翼手が落球。この間に2点を加え、5-2とリードを3点に広げた。

8回は3人目・松田航瑠(25)がマウンドへ上がり、得点圏に走者を背負いながらも無失点に。その裏、チャイニーズ・タイペイの5人目・王宇傑に対し、1死一塁で9番・有馬の代打、丸山がライトスタンドへ2ラン本塁打を放ち、勝利を決定づけた。

5点リードで9回は長野健大(24)が登板。2死一、二塁から黄韋盛に適時打を浴び1点を失うも、後続を抑え試合を締めた。勝利した日本はスーパーラウンドを3勝0敗の1位通過で決勝進出。32年ぶり2度目のアジア制覇まであと1勝とした。