約1週間後に迫ったアジア大会愛知・名古屋の開幕を前に、サッカー女子日本代表”なでしこジャパン”が静岡で合宿を開始した。合宿2日目となった11日は、雨が降る中スタートし、ボール回しやゲーム形式の練習などを行った。男子元日本代表の内田篤人コーチ、女子元日本代表の近賀ゆかりコーチも参加し、熱心に指導する場面が多く見られた。

背番号10を背負うアジア大会初代表の成宮唯(31)は練習中積極的に声を出す様子が見られた。「初招集の選手が多いのでちょっとなんか、緊張ではないですけど硬いかなというところはある。若い選手が多い中で、しっかり声出してっていうところは、短い期間なんで、率先してやろうと思ってやってました」と話した。

成宮は今大会チーム最年長選手で、今年3月にオーストラリアで行われたAFC女子アジアカップでも代表に選ばれ、優勝を経験した。所属するINAC神戸レオネッサでは25-26シーズン8ゴール8アシストの活躍で4シーズンぶりのチームの優勝に貢献、WEリーグ最優秀選手賞(MVP)も受賞した。

MVP受賞の経験を活かし、チームへの貢献を話した成宮は「チームとしては3連覇もかかってるし、優勝するっていうところで、その逆算で自分自身のパフォーマンスを向上させるっていうところ、そこの貢献度が高いと優勝に近づくかなと思うので。本当に悔いなく、全てやれることをやろうかなと思います。女子サッカーに対して優勝するっていうところはイメージにも繋がると思うのでそこはプレッシャーにも感じつつ、(優勝は)マストかなと思っています」と意気込んだ。

前回大会に出場し優勝に貢献した塩越柚歩(28)は32年ぶりに自国開催となるアジア大会について「日本の全国の方が見てくれると思いますし、子どもたちに夢や希望っていうところを見せられるいい機会になると思う」と話した。さらに塩越も、成宮と同じく「WEリーグの価値っていうところも含めて、自分たちで価値を上げられる大会だと思うので、しっかりいい結果持って帰りたいなと思います」と結果が日本女子サッカーの普及に繋がると話した。

塩越柚歩選手

なでしこジャパンは、18年ジャカルタ大会で2度目の優勝を果たすと、23年杭州大会では北朝鮮に4-1で勝利し連覇を達成した。史上初となる3連覇に挑む日本は、初戦でタイと対戦する。