1994年広島大会以来、32年ぶりに日本(愛知・名古屋)で開催されるアジア大会が、始まった。すでにバスケットボール男子のグループリーグがスタート。第2戦となるサウジアラビア戦が11日、開会式(19日)を前に行われる。

今大会にはアジアの約45の国と地域が参加し、東京2020オリンピックの33競技339種目を上回る43競技469種目で熱戦が繰り広げられる。2023年に行われた前回の中国・杭州大会では、日本は金52、銀67、銅69の計188個のメダルを獲得した。

前日10日に行われた第1戦のインドネシア戦では、津屋一球(28)がチームトップの23得点を決めるなど98ー53で白星スタートを切った日本。グループリーグ突破へ向け、連勝を飾り弾みをつけたい。

【11日の見どころ】
◇バスケットボール男子 グループリーグ
午後7時~ 日本ーサウジアラビア

注目はポイントガードのハーパー・ジャン・ローレンス・ジュニア(23、サンロッカーズ渋谷)。持ち味は、相手に食らいつく粘り強いディフェンス。中学時代から守備を磨いてきたというハーパーは「自分が持ち味何って聞かれた時にディフェンスって言ってるので、しっかりディフェンスで貢献しないといけない」と守備へのプライドを口にする。

そのディフェンスは「誰かから言われたんですけど、“スッポンディフェンス”って言われてて。スッポンが噛み付いたら離さない的なことを言われたので」と話す。相手に対して「意地でもついていく」ことを大切にし、ボールをむやみに狙うのではなく、足で粘り強くついて相手を難しい状況に追い込むのがハーパー流だ。

攻撃ではスピードを生かしたドライブやペイントアタックも武器。さらに、自らをチームの「ムードメーカー」と話し、攻撃の流れが悪い時こそ守備から流れを変える役割も担う。「自分がガードで、ガードにつく時に4人は自分の背中を見てる。そこでどれだけ自分が頑張ることによって仲間たちもついてくると思うので、ディフェンスもそうですけど、いろんなところでエナジーを出していきたい」と意気込んだ。

今大会の目標は「もちろん優勝です」と即答し、最後は「もうエナジー出しまくります!」と力強く宣言した。攻撃だけではない。相手に食らいついて離さないハーパーの“すっぽんディフェンス”にも注目だ。