2025年の「北海道初の線状降水帯」とは?

では、こんな疑問が出てきます。

去年2025年9月21日、釧路地方と十勝地方で線状降水帯が発生した際、札幌管区気象台は「北海道地方で初めて線状降水帯が発生」と発表しています。

2014年にも発生していたのに、なぜ「初めて」なのでしょうか。

実は、この発表には続きがあります。

札幌管区気象台は、「線状降水帯の発生をお知らせする『顕著な大雨に関する気象情報』の運用を開始した2021年6月17日以来、初めて」と説明しています。

つまり、2025年が北海道で気象現象として初めて線状降水帯が発生した日、という意味ではないのです。

現在の基準で線状降水帯の発生を検知し、それを知らせる情報の運用が始まってから、北海道で初めて発表されたのが去年だった、という意味なのです。

現在は情報の名称も変わり、今年5月29日から「気象防災速報(線状降水帯発生)」として発表されるようになりました。また、発生の2~3時間前を目標に知らせる「線状降水帯直前予測」も始まっています。