「DNA情報すべて活用して犯人逮捕を」遺族の切実な思い 国に法整備求める
TBS報道局 社会部 小倉直樹 記者:
DNAのあらゆる情報を使って似顔絵の作成や、年齢の推定などに生かしてほしいというのが、未解決事件の遺族の思いです。
ただ日本では現在、身体的特徴などが含まれる部分については使用しないことになっています。

被害者である小林順子さんの父・小林賢二さんは、「現場に犯人に直結するDNAがあるなら、DNAの持つすべての情報を活用して犯人を逮捕して頂きたい」と話していました。
遺族にとっては、30年という時が経ってもなかなか進まない“藁にもすがる思い“で、想像を絶するものがあると思います。そんな中、少しでも可能性があるならばという思いで、国に法整備を求めています。

「The HEAD LINE」編集長 石田健さん:
これまでは、目星がついている被疑者・容疑者にDNAを提出してもらうことで、型の一致を見ていました。
それに対し、現代ではAIを駆使したDNAデータベースが出てきています。例えば、GoogleのDeepMindというAI部門が「AlphaGenome Atlas」というものを公開しました。これは、いわゆるDNAのデータベースのようなものを作り、その組み合わせをAIで予測するといった研究で、技術が非常に進んでいます。
データベースができると、探している対象に極めて近いものを探せるため、そのDNAに近い人物から絞り込みができるようになります。
一方で、逆に捜査が誤った情報に基づいてしまったり、混乱があったりというリスクもあります。しかし、存在するデータベースから別の経緯で目星をつけることが可能になるため、今のAIとDNAの技術を駆使することで、より可能性が広がると思います。
出水キャスター:
実際に捜査で使われているのでしょうか。
「The HEAD LINE」編集長 石田健さん:
このサービス自体が非常に新しいものなので、現時点ではまだ使われていないと思います。他方、Googleは「DeepVariant」と呼ばれるDNA解析のサービスがかなり実用化まで進んでいるため、近い将来、現実的に応用できるのではないでしょうか。














