異例の早期流行で、ワクチン接種のタイミングは?

流行の開始が早まったことで、ワクチン接種に変化はあるのでしょうか。
通常ワクチンは、5月下旬に世界の流行状況を見て「株」を決定し製造を始めます。
そして9月の最終週には病院にワクチンが到着し、10月1日から多くの地域で定期接種が開始されます。
今年は、ワクチンの入荷次第で接種を早めに開始するクリニックも多くあります。
伊藤博道院長:
今年は流行の早まりを受けて、ワクチンを早く打とうという動きが急速に進んでいて、供給も早まっています。
厚生労働省からも、自治体の判断で「定期接種」を前倒しで実施していいという通達が出ているので、今自治体で色々揉んでいると思います。

早めに接種した場合、気になるのはワクチンの効果です。
伊藤院長によると、接種後2週間程度で体内にワクチンの効果が生まれ、その効果は5か月程度続き、徐々に効果が減っていきます。
インフルエンザのピークが12月・1月・2月であれば、10月に接種すればワクチンの効果はピークの間続きます。
仮に9月の第2週に接種した場合、2月には効果が薄れ始めるのではないかという心配があります。
恵俊彰:
前提のインフルエンザのピークも前倒しになるんじゃないかという気もするし、どう捉えればいいんでしょうか?
伊藤院長:
実は昨年も早い流行があって、2回目のピークがB型で1月から2月にかけてあったんですよね。
2月の後半は、あくまで印象ですが、ワクチンの効果が切れ始めているような方もちらほらいました。
もちろんワクチンは「1シーズンもつ」という前提はありますが、強くワクチンの効果が出るのは最初の3~4か月ぐらいで、5か月めになるとちょっと息切れし始めます。
もし2回目のピークがB型で2月・3月の遅めにあるとすると、心配がないとは言い切れないですよね。
恵俊彰:
ワクチンを2回打つことは可能なんですか?
伊藤院長:
ここ数年で見ると、実はワクチンを接種する人が減っていて、ワクチンが余っていることが結構あります。
あくまで余っていればですけど、2回目の接種を1月ぐらいにしてもいいかなというケースはあります。
恵俊彰:
余っていないと打てない?
伊藤院長:
余っていない場合、やはり1回も打っていない人が優先です。
でも1月ぐらいになるとワクチンを打つ人はほとんどいなくて、2月の返品まで眠っている状態になるんですけど、その時に何百人分も余っているような状況であれば、有効に接種してもいいんじゃないかと個人的には思います。














