諏訪の空高く 渾身の「投げ」を目指して

8月末。本番まで残り1か月あまりとなり、稽古は佳境を迎えました。

疲労が見える中でも、担ぎ手たちが声と力を振り絞って山車を何度も投げ上げます。

演技終盤は、担ぎ手たちにとって体力との勝負です。しかし──

頭領 井手さん:「もう竿のあがりよらん」

長采 竹下誠二さん:「へばってしもうて」

担ぎ手同士で声を掛け合います。

「自分の100%を常に出す。120%を諏訪で出そうとしても諏訪では出せない。だらってするなら辞めたほうがいい。しっかりやろう」

「最後までフルでいけー!」

声と力を振り絞り、渾身のひと押しで山車を投げ上げます。

智也さんは「山車を高くきれいに真っすぐ上げることに努力して専念したいと思います。上町コッコデショがかっこいいなと、担ぎたいなと自分から言ってもらえるような演技をしたい」と意気込みます。

10年前の初奉納から「再挑戦」。担ぎ手たちは声と呼吸を一つに、諏訪の空高く山車を投げ上げる「上町コッコデショ」の完成を目指します。