最大の見せ場「投げ」の稽古 何度も、何度も…

最大の見せ場となる「投げ」の稽古は7月中旬に始まりました。
重さ約1トンの山車を空に向かって投げ上げ、本番では片手で受け止めます。
指導にあたる頭領の井手司郎さんが、受け止める際の手の形について確認します。

「絶対、手(の指先)を広げない。これ(付けた状態)でとるよ!両手でとる、よか?」
担ぎ手たちは声を合わせて山車を投げ上げます。

「アーヨーヤーサ!」



「コッコデショ!コッコデショ!コッコデショ!」

タイミングや高さが少しでもずれると、山車は前後左右にぐらつきます。

井手さん:「真っすぐ下して、真っすぐ上げる!」



声と動きを合わせ、山車を真っすぐに上げるため、投げては受け止める動作を何度も繰り返し、体で覚えていきます。少しづつ、高く、高く──。

初参加で「一番棒」を担う島田ワタルさんは、初めて山車を投げ上げたときの感覚について、「こんな景色なんだなと思いながら。棒をキャッチするときとかも、これがコッコデショかなって一回一回思いながら」と話します。

2回目の参加で「櫓下」を担う中江豊勝さんは、「まだ息が合っていないので高く上げるのは難しいですが、これから徐々に息が合ってくれば、またいい高さに上がってくると思います」と手応えを口にします。

総指揮の田川さんも「もう1か月ちょっとしかなく焦りもありますが、なんとか仕上がりつつあり、楽しみなところもあります」と話します。














