■「山を恐れ敬う」姿勢がない一番の問題は「過信」
<實川欣伸さん(83)>
「要するに、危険予知ができていないんですよね。日本全国の山で遭難するほとんどの場合は、滑落や「つまずき」が多いです。要するに、畏敬の念を持って登っていないんですよ。『山を恐れ敬う』という姿勢がないんです」
静岡県警のデータでも、2025年中の富士山の遭難理由として「転倒」が最多の15人(33.3%)を占めています。そのうち11人が「下山中」に発生。バランスを崩したり、スリップしたりするケースが多いといいます。
<實川欣伸さん(83)>
「己を知り、相手を知る。要するに『山を知る』ということです。やはり山によって状況は全然違いますよね。そういうことを全く知らずに、ほとんどの人が観光気分で来て、『登りたいから』とただ登ってしまう。自信過剰な人が遭難するのだと思います。どちらかと言えば、自分を過小評価できる人は慎重ですから」














