「目先の金に目がくらんだ町長」調査受け入れでバッシングも

北海道寿都町で生まれ育った西村なぎささん。写真スタジオを営む傍ら、町の魅力をSNSで発信している。
寿都町は6年前、核のごみ最終処分地の文献調査に手を挙げた。西村さんはその際のSNS上の心無い投稿を今も残している。

SNSに書き込まれた投稿
「北海道の迷惑寿都。目先の金に目がくらんだ町長」
「寿都の牡蛎とか大好きだったけど絶対食わないわーマジ最悪」

西村なぎささん
「自分の町が1日にしてこんな風な言われ方をしちゃうんだなって」
西村さんは、町の雰囲気の変化を感じたという。

西村なぎささん
「賛否のあるものだから『話さないのが一番』みたいな。『この人どっちなんだろう』と考えることはあるけど、でもそれを口に出すことはない。分断してるように見えないようにしてるというか、本当に仲の良い町だった、町民同士が。だからそれを保ちたいとみんな思っていると思う」

ほかの町民にも話を聞こうとしたが、今後の暮らしへの影響などを心配し、みな口が重い。70代の町民は、複雑な心境を明かした。

70代町民
「(文献調査の話を)最初に聞いた時は『なんでこんなの持ってくるのか』と、正直ムカッときた。でも泊原発が身近にあるから、やっぱり核のごみについて考えなきゃいけないのかなって。賛成じゃないけど、ちょっと宙ぶらりんの部分がある」

文献調査はすでに終了し、片岡町長は住民投票を経て次の概要調査に進みたいとしている。それには知事の同意が必要だが、北海道の鈴木知事は反対の立場を示しているため、現在は停滞している。

寿都町 片岡春雄 町長
「この問題は国民と政府が進めていかないと、時間がかかるので。そのスタートラインに早く立たなかったら、まずいのでは。国の方から働きかけなかったらまずい。私がこの6年経験した中で思うこと。官僚を責めてるんじゃないんですよ。自民党政権の政治が決めた話でしょ、原発って。だから私は前面に出るのは官僚じゃなくて、政治家だと思う」














