マンション価格 高騰の3つの理由

首都圏の新築マンションの平均価格の推移を見ると、特に2020年以降、急激に上がっているのが分かります。
マンションの価格はなぜここまで高騰しているのでしょうか?
大きく3つの要因が挙げられます。

【1】建築資材の高騰
一般財団法人 建設物価調査会によると、円安の影響に加え、中東情勢緊迫化の影響で建設資材の価格が高騰しています。
防水材や断熱材など石油系原料への依存度が高い資材に関して、供給面での懸念や価格上昇の動きが顕在化しています。
【2】人件費の高騰
建設業の就業者数が減っています。
総務省の「労働力調査」によると、1997年には685万人でしたが、2025年には478万人と200万人以上減っています。
【3】土地取得費の高騰
都市部でマンション用の大規模な土地を確保するには、莫大なコストがかかります。
これらの要因により、新築マンション自体の戸数が減っています。
首都圏の新築分譲マンションの供給戸数は2005年に8万4148戸だったものが、2025年には2万1962戸まで減少しています。この供給不足が、価格の高騰につながっているのです。
LIFULL HOME'S総研 フェロー 中山登志朗氏:
コストが高くなっている上に、“実需”と呼ばれる買って住みたい人以外に、投資や相続税対策、株で儲けたのでそのお金を一旦不動産に付け替えるなどのニーズもマンションにはあります。
マンションは流動性が高く売り買いしやすいので、欲しいという人が多いと、値段がどんどん釣り上がっていくということですね。
恵俊彰:
この急に上がった価格は、急に下がるんですか?
中山登志朗氏:
下がりようがないんですね、今のところは。
上がった人件費は下げられないじゃないですか。ある日突然半分にしますって、それは作る側の方のサラリーの問題になりますから、人件費は下げられない。
恵俊彰:
3つの要素の中で、例えば土地が安くなることはないんですか?
中山登志朗氏:
取引が停滞してきたり、10年15年前みたいにデフレになってきたりすると地価は徐々に下がっていくことはあり得ますが、そうなる可能性は今のところないです。
建築コストも人件費も土地の値段も、それからナフサショックみたいなプラスアルファの要因も含め、値段が上がる方向にどうしてもいってしまうということですね。














