32年ぶりに日本開催となるアジア大会(愛知・名古屋)が9月19日に開会式を迎える。この大舞台を盛り上げるべく、俳優の二宮和也(43)がTBSスペシャルアンバサダーに就任した。
「自国開催の魅力や熱量は測り知れないものがある。一緒に喜んで悔しがって泣いて笑う9月になってほしい」
そう語る二宮が、アンバサダーとして初めてのロケで向かった先にいたのは、110mハードルの日本記録保持者・村竹ラシッド(24)だ。
「足の速い人、バネがすごい人だなと思っています。どういう心意気でアジア大会に向かうのかは聞いてみたい」と対談に臨んだ二宮。練習場に到着すると、106.7cmのハードルの高さと、約9mというハードル間の距離に驚きを見せる。インターバルをわずか4歩で駆け抜けるトップアスリートの圧倒的なパフォーマンスを間近で体感した。
「考えない日はなかった」
村竹は2024年のパリ五輪で、日本勢初となる5位入賞を果たした。さらに2025年には日本人初となる12秒台(12秒92)をたたき出し、その記録はアメリカのグラント・ホロウェイ(28)がパリ五輪決勝を制した際の12秒99をも上回るものとなった。
しかし、日本中の期待を背負って挑んだ東京世界陸上では、準決勝を全体3位で通過してメダル獲得への期待が高まったものの、決勝の結果はパリと同じ5位。メダルまで0秒06差の13秒18だった。
「何が足りなかったんだろうな。何が今まで間違っていたんだろうな。パリ五輪が終わってからの1年間、本気でメダル獲りに1年間必死に練習して、本当に何が足りなかったんだろうな」

世界陸上からおよそ1年。二宮から「そういう現実と直面して、何日くらい考え込んだりするの?」と問われた村竹は、「今までずっとです。考えない日はなかった」と吐露した。悔しさを決して忘れず、全てを背負って走り続けている。

















