「たかしちゃんが息しなくなった」
1945年8月9日。当時14歳だった山田拓民さんは、爆心地から3.3キロ離れた県立中学校で被爆しました。大きなけがはなく、爆心地からわずか800メートルの城山町にあった自宅へ帰宅。近所の防空壕で母と姉、弟2人に再会しました。

「12日に突然母が、まだ生まれて9か月ぐらいの弟のたかしちゃんが『息しなくなった!』って大きい声を出したもんですから。行ってみたら、ほんとに呼吸が止まってるんですね。心臓は動いてたんですよ。医者に連れて行くこともできないし、せいぜい『たかしちゃん』って肩を揺するぐらいでね、そのまま心臓が止まっていきました」














