被爆者健康手帳を交付され…「あんたらいいな」

3年後には次男も誕生。衣類の縫製会社で働きながら、2人の息子を育てました。結城さんにはもう一つ忘れられない出来事があります。

37歳で被爆者健康手帳を交付されたときです。医療費の支援などを受けられる手帳ですが、被爆経験のない人たちからは思いもよらない言葉をかけられました。

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(結城温水さん)
「『あんたらいいな。国がちゃんと見てくれるから』という言い方を、何人の人にも言われました。もうそれはいくら友達でももう、あとは、黙るしかないから」

定年後、結城さんは岡山県原爆被爆者会に入り歴史の継承活動を手伝ってきました。

母親の教えどおり口を閉ざしてきた結城さん。
しかし今年、語り部としての歩みを始めました。