タレントや映画監督、劇団の主宰などとして幅広く活動し、人気番組『水曜どうでしょう』をはじめ多方面でその存在感を示してきた鈴井貴之さん(64)。今年8月、脳梗塞に見舞われ緊急入院したことを公表しました。
病気をきっかけに、何が変わり、何を感じたのか。ご本人が丁寧に語ってくれました。
「犬の散歩に行かなきゃ」ソファーから立ち上がった瞬間の異変

仕事(NHK)から自宅に帰り、夕方午後6時くらいでしょうか。ちょっと疲れていたのでソファーで横になって、ぐたっとしていたんです。
「犬をいっぱい飼ってるもんですから、散歩行かなきゃな」と思って、「よしっ」とソファーから勢いよく立ち上がった瞬間にめまいがして、そのまま逆にまたソファーに倒れ込むような感じになりました。
「ただのめまいかな」と最初は思ったんですが、どうも普通のめまいとはちょっと違う。左半身がしびれというか麻痺するような感覚があり、「いや、これなんだろう」と思って。ただ、意識がなくなるとか、気持ちが悪くなったりする感じはなく、しびれと麻痺みたいなものを強く感じました。
「ちょっとしばらく横になって様子を見よう」と寝室のベッドで横たわっていたんですが、1時間経ち、2時間経ちとしても、症状が緩和されないので「これどういうことなんだろう」と。
▶【後編】は「たぶん1回死んだのかもしれない」…芽生えた思い














