顔を見てもわからない…全身やけどの長男も

「長男は全身やけどがひどくて、顔を見ただけでは自分の子かどこの子か分からない様になってた。ただ声だけで『あー、崇だな』と分かってましたけどね。その子には赤チンキもなければヨードチンキも何もないんですよ。包帯もないんですよね。それこそ『お母さん』って言いきらずに、そのまま息を引き取りました」

「そして長男を今度焼くのにですね。和尚さんもいないし、医者もいないし、運ぶ人もいないし。主人はお百姓さんの家からリヤカーを借りて、そのリヤカーに毛布でくるんだ長男を乗せて、わざわざまた城山の自宅跡に持って来て、仏様にして帰ってきました」