仕事では座りっぱなし、家にいる間はほとんどソファ。
そんな、長時間の“座りすぎ”には、様々な疾患のリスクが・・・
座る時間が2時間長くなるごとに、死亡率が15%高くなるという研究結果もあるんです。
“座りすぎ研究”の第一人者、早稲田大学 スポーツ科学学術院の岡浩一朗教授に、効果的な対策を聞きます。

日本人は“座りすぎ” 経済的損失は年間2825億円!?

世界各国で、平日1日にどのくらい座っているかを調査したデータによると、日本は「7時間」でなんと1位。世界的に見ても、日本は座っている時間が長いということが分かります。

岡教授によると、▼労働時間の長さ▼リモートワークが増えて通勤が減った▼スマホ・タブレット端末の操作時間が長い▼家電のスマート化などが原因としてあるようです。

早稲田大学 スポーツ科学学術院 岡浩一朗教授:
どうしてもデスクワークの人は長くなりがちだと思いますし、今は体を動かすような家事がどんどん減ってきていると思うんですよね。結果として長く座ることに繋がっていると考えています。

座りすぎは、循環器疾患・糖尿病・がん・認知症などの慢性疾患の要因の1つと考えられています。
岡教授らの研究グループの試算によると、1日8時間以上座っていることで、慢性疾患などによる経済的損失が年間約2825億円にのぼるといいます。
入院などの医療費や、働けなくなることによる社会的損失などの間接費も含む経済コストです。

早稲田大学 岡浩一朗教授:
ここに入らない病気もありうるので、この経済的負担額はあくまで最低額だと考えるのがいいかと思います。

奈良県立大学の小山晃英教授の研究によると、座る時間が2時間増えるごとに高まる死亡率の割合は、全体で15%。病気別にみると、糖尿病が27%、高血圧が20%、脂質異常症が18%アップすることが分かっています。