「今生きているのは周りに恵まれたから」遺族を繋ぎ止めた人々の絆

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事件直後の混乱と悲しみの中、公的な支援も乏しい状況で寺輪さんを繋ぎ止めたのは、周囲の人々の温かい手でした。寺輪さんは、勤務先の社長や友人ら、周囲の支えに対して感謝を忘れていません。

(寺輪 悟さん)
「(遺族になって)お前はそんな中どうしたんだ。権利条例もなく、支援もなく、お前今元気じゃないか。皆さん思っています。私は周りに恵まれた、ということに45歳の時に気づかされた。ですから今生きているというわけです」

「私がずっと勤めていた会社の親父、事件当時すぐ連絡をくれて、ホテルで会いました」

「現金で1,000万、ボストンバッグに入れて置いて帰りました。何も言わず、『しばらく休め、これだけあればゆっくりできるだろう。思い出の詰まった家が嫌なら引っ越せ、なんとかしろよ』と、優しい言葉をかけてくれました」

「妻もそうです。妻は看護師になってずっと1つの病院に勤めています。院長夫妻とも仲がいいです」

「『あそこに通うのが大変なら、うちの空いている別荘を使え。どれだけいてもいいと』。そして現金200万円を渡してくれました。すごく嬉しかったです。すごく助かりました」

「そしてマスコミが帰ったかどうか、毎日毎日私の友達は家の周りを見回ってくれました」