封印を解いたキャプテン、新チーム2年目の進化
今年5月、ナショナルトレーニングセンター。新チームとなって2年目、石川は封印していたリーダーシップを発揮し始めた。「お前が前方でコール、俺が前衛に上がって入る」など、選手はもちろん、監督やスタッフと意見を交わし、チーム作りを進めていく。
そして6月。中国・臨沂(りんぎ)にて、日本代表の新チーム2年目の真価が問われる「ネーションズリーグ」が開幕した。
ラスト1点の攻防に泣いたパリの経験を糧に、さらなる成長を追い求めてきた石川。スロベニアとの第4戦を前にした日本代表のロッカールームで「試合最後の1点を取り切るまで油断せず、集中して戦い切りましょう」とチームを鼓舞した。
日本代表の真価が問われるシーズン最初の国際大会「ネーションズリーグ」の予選ラウンド。日本は初戦から破竹の6連勝を飾る。第7戦では、パリ五輪銅メダルのアメリカと対戦。宮浦のアタックや、髙橋藍のバックアタックなどで日本の勝利となり、開幕7連勝を果たした。
絶対王者フランスを大逆転、大阪ラウンドとメダルへの決意
迎えた第8戦。対するは、五輪連覇の絶対王者フランスである。フランスにマッチポイントを握られ、あと1点で敗北という絶体絶命の状況の中、キャプテンが異次元の輝きを放ち、その本領を発揮する。石川はレシーブからの得点でチームを救うと、さらに鋭いアタックを決めていく。そして、日本はパリ五輪王者のフランスを倒し、見事に8連勝を果たした。

決勝ラウンド進出をかけ、大阪での戦いに挑む石川は、「次は僕たちのホームラウンドになるので、皆さんの前で試合をするのが楽しみです。もっとパフォーマンスを上げられる、まだまだだと思うので、もっと上げた状態で大阪ラウンドに入りたい」と意気込みを語る。
2大会ぶりのメダル獲得、そしてアジア大会制覇へ。石川祐希の戦いはこれからも続く。
(TBSテレビ「バース・デイ」2026年7月11日放送より)

















