日本に近づく「ダブル台風」。7号・8号が相次いで関東地方に直撃する見込みで、大雨・暴風への警戒が必要です。

鹿児島県の奄美群島付近を通過した台風。

記者
「奄美市名瀬です。台風の接近に伴い、雨風ともに強まってきました」

種子島でも、大粒の雨が降り、激しく地面を叩きつけます。

北上を続ける台風7号と8号。2つの台風が梅雨前線を刺激し、西日本を中心に雨が降り続きました。

奈良県北部には、レベル4土砂災害危険警報が発表されています。

大阪市生野区では、複数のマンホールから一斉に水が噴き出す様子が…。大雨の影響で、下水に大量の雨水が流れ込み、行き場を失った水が噴き出したとみられます。

奈良県生駒市では川が氾濫。住宅15棟が床上浸水する被害がありました。自宅が床上浸水した男性は…。

住宅が床上浸水した住人
「(Q.水はどのあたりまで来たか?)このあたり、一瞬だよ。もうびっくりした。(ドアを)開けようと思ったら、こっちの方が水位が高いから」

床下は、時間が経っても水が残ったまま。

住人
「畳が浮いているんだよ。畳が上がって来た」

畳や家具も水に浸かり、片付け作業に追われました。

京都市でも中心部を流れる鴨川が増水。一時、「レベル4氾濫危険警報」が発表されました。

降り続いた雨の影響で、各地で土砂災害も相次いでいます。

長崎県佐世保市では道路が崩落し、アスファルトがガードレールごと崩れ落ちる被害が発生。

長野県諏訪市では民家の石垣が15mにわたり崩れました。

住人
「ゴロゴロゴロと雷みたいな音がした」

記者
「滋賀県大津市の住宅街ではこの家の裏にある山が崩れて、土砂や木のくずが道路にまで流れ落ちてきています」

滋賀県大津市でも、裏山の一部が崩れ、住宅2軒に土砂が流れ込みました。

兵庫県淡路市では、新聞配達員の72歳の男性が用水路で死亡しているのが見つかりました。警察は増水した川に流された可能性があるとみて調べています。

台風は今後、土曜日の朝に「8号」が、夜には「7号」が時間差で関東を直撃する恐れがあります。関東に1日で2つの台風が接近するのは“異例”です。

東京・品川区の戸越銀座商店街では、多くの店が台風への備えを始めていました。

宝金堂 店主 池沼大介さん
「シャッターを開けて営業していると水が入ってくるので、閉めておいた方が水が入ってこないので」

戸越銀座商店街は去年9月の豪雨で多くの店が浸水。こちらの不動産会社では店先に土嚢を積み、浸水に備えていました。

有坂不動産 茂木優子主任
「去年9月はどうしようと言っているだけで、手のつけようもなくて、しばらく電話も通じなくなり、本当に大変な思いをした。何とか対策を出来ればと思うが、今のところはこうするしかなくて」

土曜日は交通にも影響が出そうです。JRは東海道線や内房線・外房線などの一部区間で終日運休を決めているほか、山手線や中央線などの主要路線でも、遅れや運休が出る可能性があるとしています。

また、首都圏を走る私鉄も運転見合わせや遅れが出る可能性があり、鉄道各社は最新の情報に注意するよう呼びかけています。