■MLB ツインズ3ー4ドジャース(日本時間25日、ターゲット・フィールド)
ドジャース・大谷翔平(31)が敵地でのツインズ戦に“1番・投手兼DH”、二刀流で出場し、4打数1安打1打点。3回に3試合連続打点となるタイムリー、9回にもヒットを放ち、9試合ぶり今季25度目のマルチヒットをマーク。投げては6回3失点で8勝目、今季11度目のクオリティスタート(QS:先発投手が6回以上投げ、自責点3以内に抑える)となった。2回に失点すると、マウンド上で珍しくキャッチャー・D.ラッシング(25)に強い口調で言葉をかける姿も見られた。
前日24は先発で唯一ヒットが出ず、先発出場で5試合ぶりのノーヒットに終わった大谷、ツインズの先発はJ.ライアン(30)、対戦成績は5打数1安打で本塁打はなし、23年5月以来、約3年1か月振りの対戦となった。1回の第1打席、1球目のストレートを捉えたが、打球が上がらず、打球速度178.2キロのライト正面への強烈なライナーに終わった。
すぐにマウンドへ、ツインズ戦は23年5月以来、約3年ぶりの対戦、1回、1番・T.ラーナック(29)を三塁方向へ力ないゴロに打ち取ると、大谷は素早い反応で捕球すると、踏ん張って一塁に送球、左ひざ炎症の影響は感じさせなかったが、右手中指を気にする素振りを見せた。その後は100マイル(161キロ)を連発、立ち上がりは無失点に抑えた。
すると2回、4番・M.ベッツ(33)が左中間へ今季9号ソロ、メジャー通算300号のメモリアルアーチで大谷に先制点をプレゼントした。
先制点をもらった大谷は3回、先頭打者にヒットを打たれると、1死からスプリットを連打されて1死満塁のピンチを背負った。すると、102マイル(164キロ)のストレートがシュート回転し、D.ラッシング(25)が捕球できずにパスボールで失点。ここでマウンドに集まると珍しく大谷が強い口調でラッシングに詰め寄っていた。
2死二、三塁から9番・R.クライドラー(28)に101マイル(163キロ)のストレートをセンターへ弾き返されて、2点タイムリー。1対3と逆転された。ベンチに戻ると大谷は打席の準備、ラッシングがベンチに座ると、すぐにベテランのF.フリーマン(36)がラッシングの横に座りアドバイス、さらにD.ロバーツ監督(54)も肩を組み長い時間話し込んだ。
1対3と2点を追うドジャースは先頭の9番・A.フリーランド(24)がツーベースでチャンスメイクすると、大谷の第2打席、1球目のナックルカーブをセンター前へタイムリー、2対3と1点差に詰め寄った。さらに1死満塁で5番・M.マンシー(34)がライト前へ弾き返して3対3の同点、6番・A.コール(31)が犠牲フライを放ち、4対3と逆転に成功した。
その裏、大谷とラッシングのバッテリーはテンポが良くなり、先頭の2番・バクストンをストレートで見逃し三振を奪うと、3番・クレメンスはスイーパーで空振り三振、5番・ベルはスプリットで空振り三振と前の回から4者連続三振を奪った。
大谷はベンチでラッシングと会話する間もなく打席の準備をして、4回、2死走者なしで迎えた第3打席は空振り三振、そして、その裏、マウンドに向かうと2死から四球を許し、続く打者にはライト線へツーベース、2死二、三塁のピンチを迎えたが、2点タイムリーを打たれている9番・クライドラーをショートゴロに打ち取った。ベンチに戻ると、ようやくラッシングと会話ができた。
勝ち投手の権利のかかった5回は落ち着いたピッチングで3つの内野ゴロ、6回は先頭の4番・ベルをストレート、5番・カラティニをスイーパーで連続三振、6番・ルイスをショートゴロに打ち取り、ガッツポーズを見せた。
ベンチに戻ると先頭打者の準備を行い、第4打席はツインズ2人目、昨季までチームメイトだったA.バンダと対戦。フルカウントから外角低めを見逃して、一塁に歩きかけるが、ツインズのキャッチャー・カラティニがABSチャレンジ(自動ストライク・ボール判定)でわずかにコースに掛かっていて、見逃しの三振に倒れた。
7回から大谷の後を継いでK.ハート(28)が登板、2死一、二塁のピンチを迎えるも、ア・リーグ本塁打トップタイの2番・バクストンをファーストファウルフライに打ち取った。8回はA.ベシア(30)が2死一、二塁のピンチも三振を奪って切り抜けてマウンド上で吠えた。
4対3の1点リードの9回、1死走者なしから大谷の第5打席、カウント1-1からチェンジアップを上手く拾って、ライト前へヒット。9試合ぶり今季25度目のマルチヒットをマークした。
9回は守護神T.スコット(31)が登板、先頭打者にヒットを許したが、2死一塁で最後はア・リーグ本塁打トップタイのバスクストンから三振を奪い、1点差ゲームを勝ち切り、大谷は8勝目を手にした。ドジャースは直近10試合で7試合が1点差、そのうち6勝1敗と接戦に強さを見せている。レギュラーシーズン半分を終えたドジャースは81試合52勝29敗で折り返すことになった。














