エネルギーマネジメントをAIで最適化する
「Villa」では前述したように、過去20年分のデータを分析して、最適化した設備を導入して電力と水を自給している。その際には、地下水などその土地の資源も活用する。
エアコンは外気を利用して熱交換することで冷暖房する空冷エアコンに加えて、水冷エアコンも併用する。水冷エアコンは、暖房時にはシャワーや浴槽の温かい排熱を熱源とし、冷房時には冷たい地下水や雨水を熱源とする。2つのエアコンを季節や気候によって自動的に切り替える。
さらに「廻」では、異常気象にも対応できるように、最新の気象データや、天気予報も取り込んで、エネルギーや水をマネジメントするAI搭載のソフトウェアも導入した。
マネジメントの状況は客室内のパネルで確認できる。発電量と使用した電力、消費した水の量などが一目で分かり、エコな過ごし方をしているのかどうかが数値化される。このホームエナジーマネジメントシステムは特許も取得した。
宿泊客は必ずしもオフグリッドを理由に「廻」を選んでいるわけではない。それでも、宿泊することによって環境に優しく持続可能なエネルギーと水のマネジメントを体感できる。舟山集落では今後もオフグリッドの新たな宿泊棟や、レストランなども整備していく予定だ。














