紙飛行機を飛ばして得点を競う「全国ロボットコンテスト」で準優勝に輝いた大分高専のロボット研究部。その実力に迫りました。
部員38人が所属する大分工業高等専門学校のロボット研究部。メンバーは毎年11月に開催される全国高専ロボットコンテストでの上位進出を目指し、ロボットの開発に取り組んでいます。

(小野夏樹部長)「自分たちが考えたアイデアの通りにロボットが動いてくれた時が一番嬉しいし楽しいです。大会で言えば真ん中の筒や奥の筒に紙飛行機がしっかり入った時などに達成感を感じます」
大会のルールは毎年変更されます。去年は、目標となる丸テーブルや筒にロボットから紙飛行機を飛ばして得点を競いました。九州チャンピオンとして全国大会に挑んだ大分高専は決勝までの4試合、相手チームより先に全ての目標地点に紙飛行機を着地させる「Vゴール」勝ちで圧勝。決勝で奈良高専に惜しくも敗れはしたものの、2016年以来となる2度目の全国準優勝という結果を残しました。

大分高専が作ったロボットは、人の操縦とAIでの自動制御で4つの射出機構から目標地点に向けて紙飛行機を飛ばします。
(荒金毅さん)「奥から押し出す紙飛行機を精度よく射出するローラーとその精度のいい機構を4つ乗せている所がポイントです。ロボットの製作は試作も含めてだいたい4、5か月製作を続けてきました」
改良を重ねた紙飛行機の射出システム。繊細なコントロールを武器に去年は決勝の舞台まで勝ち上がりました。今年の大会ルールは4月に発表予定。大分高専チームは去年を上回る性能のロボット製作に挑み全国大会での初優勝を目指します。
