大分県杵築市で開催中のイベント、その名も「杵築カキ街道」。この季節ならでの地元の食材を楽しんでもらおうと市内の各店舗で新鮮なカキを提供しています。

このうち、カキ小屋の「魚市魚座」では連日にぎわいをみせ、訪れた人はとれたて海の幸を網に乗せて旬のうまみを楽しんでいました。

(訪れた人)「獲れたてなのですごく新鮮でおいしかったです。寒いけどこの火の前で温まりながら食べられてすごくよかったです」「焼きあがるまでの『まだかなまだかな』とか、あけるときの磯の香りとかが好き」

杵築市の守江湾は大小9つの川が流れ込み、海中の栄養分が豊富。そのため、ここで育ったカキは味が濃く身も大きいのが特徴です。今シーズンは12月からの冷えこみの影響でサイズが大きくなり、良質なカキに仕上がっているということです

(魚市魚座・松成真司社長)「焼くのが一番おいしかなと思います。炭火でゆっくり焼いて中まで熱が通ってジュワーっとジューシーにおいしく食べられると思います」

一方、「お食事処 故郷」ではカキを缶にいれ直火で蒸し焼きにしてうまみを閉じ込めた蒸しガキや、サクッとした食感がたまらない天ぷらなど様々な料理を提供しています。

(お食事処 故郷・流川公博店主)「お客さんも案外びっくりして『おいしい』と言って食べていただいています。(天ぷらは)フワッと揚がりますので、揚げたては口の中でジュワーっと熱い汁が出てくると思います」

蒸すことで水分が抜けずうまみが凝縮。お好みでかぼすやレモンをしぼって食べるのがおすすめです。天ぷらは抹茶塩でアクセントを加えることで一味違ったおいしさを楽しむことができます。

(お食事処故郷・流川公博店主)「地元の漁師さんが丹精込めて養殖してますので、大分県の方に杵築にもこんなにおいしいカキがあるんだということで食べに来てほしいです」

多彩な料理が味わえる「杵築カキ街道」。杵築のカキのシーズンは2月頃までとなっています。