「投資した補助金は戻ってこない」

 ここで考えなければならないのは、税金を投じた分だけ、府民・市民に還元されるのかという点です。鉄道事業への補助金として投じられた税金は、直接的な収益として行政に返ってくることはありません。

 関西経済全体が、このインフラ整備も含めてIRとも繋がり、税収が上がったときに街全体に恩恵があるという考え方ができるかもしれません。2017年度の試算では、利用者への経済効果としては時間短縮や利便性の向上で年間371億円、沿道地域では、建設投資による波及効果が3416億円、そして雇用拡大での生産額増加が年1067億円とされています。