「鹿児島という本拠地から世界を変える、ぐらいの思いは常にあります」

建設を主導しているのは、鹿児島市から湯之元に本社を移した商社「小平」で、湯之元に点在する空き家や空き店舗を、オフィスや会議室、宿泊施設として再生させてきた。

湯之元の温泉街 小平本社は右の木造の建物

再生がキーワードになっているこの街に、循環と再生を掲げるエコミットが本社を移すのは、双方にとって象徴的だ。

日置市の永山由高市長も意気込む。

「人口4万5000人の市で、“地球環境のために”というと呆れる人もいます。でも、実は地域内の経済循環率は市民所得と比例するんです。

市民が買い物を市外のブランドショップで買う。それは良いんです。でも、商品が使われてリユースされる段階で、日置を経由されたものがどんどん入ってくることで、結果的に大きな循環経済の輪の中に日置が入ってくる。

日置市・永山由高市長(左)と川野氏(右)


日置市内にもPASSTOが10か所以上あって、年間12トン回収しています。日置市を循環型社会のモデルケースとして全国に発信していきたい」

川野氏も「鹿児島という本拠地から世界を変える、ぐらいの思いは常にあります」と力を込める。