震度7を2回記録した熊本地震発生から、10年がたちました。沖縄県内では近年、地震による大きな揺れは観測されていませんが、沖縄でもマグニチュード(M)9クラスの「超巨大地震」が起こる可能性があることが、琉球大学やフランスの研究機関などの国際共同研究で明らかになりました。専門家は研究結果から、沖縄で近年地震が少ないのは「たまたま」だと、日ごろの備えを訴えます。

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琉球大学 中村衛教授:
「地震が少ないというのは最近100年程度の話で、たまたま私たちが地震の少ない時期にいるだけ。実際には平均すると結構、沖縄でも(大地震が)起きています」

沖縄近海の地震サイクルに関する国際研究に携わった中村衛教授

地震のメカニズムに詳しい琉球大学の中村衛教授も携わった研究では、沖縄の八重山諸島の南側、琉球海溝近海で、最大マグニチュード9.1の地震が発生する可能性があることが明らかになりました。

「もともとフランスのチームと東京大学の地震研究所で合同研究を始めました。フランス側から、『マイクロアトール』の形状を使って、過去の琉球海溝の巨大地震の発生の履歴を調べようということで、(研究が)始まった」