シンナー不足 現場の切実な声
政府は、全体として必要となる量は確保できているとしているが、生活に身近な現場からは「製品が足りない」との声も上がる。

都内で住宅などの塗装業を営む、横山直樹さん。外壁塗装には、主にナフサ由来の「シンナー」を使っている。
塗装業 横山直樹さん
「これ今ぐちゃぐちゃになってて硬い。これにシンナーを入れる(混ぜる量は)適量10%」
このシンナーは、硬い塗料を柔らかくして、塗りやすくするための役割を担っている。また、刷毛やローラーの洗浄用としても欠かせない。
しかし、3月、仕入れ先の塗料販売店に大手メーカーから、シンナー製品の出荷調整についての通知が届いた。
大手メーカーからの通知
「原料の入荷見通しが極めて不安定な状況となっており、従来どおりの供給体制を維持することが困難となってきております」

「75%の値上げ」とする知らせだった。

塗装業 横山直樹さん
「2~3か月前に取った見積もりが、着工になっちゃうと、その金額でやらなきゃいけなくなってくる。お客さんに今更『シンナー高いから金額上げてください』なんて言えないです」
今は価格以前に、製品そのものが入手できなくなっている。
塗装業 横山直樹さん
「2週間ぐらい前から頼んでも『ない』とか、欠品中で未定になっている、制限かかってるっていう状況」
シンナーの在庫は、夏を越えられるだろうかと心配している。

塗装業 横山直樹さん
「(シンナーが)切れたら仕事になんないですよね。できないから探すしかないんです。問屋で『ない』と言われ、建材屋に行っても『ない』と言われ、試しにホームセンターを見に行ったら、それも欠品中。一日一日がゆとりがないんですよね。仕事を受けられない。物がないと」














