“実態がどうであれ”トランプ大統領は発言か 背景には中間選挙への焦りも?
藤森祥平キャスター:
トランプ大統領は「ウラン濃縮はもう行われない」と言っていますが、本当なのでしょうか。
ワシントン支局 大橋純 記者:
イラン次第だと思います。少なくとも現時点でイラン側からそうした発信はありません。
これは、イラン側が当初からこだわってきた問題なので、ハードルは低くないとみられます。ただ、トランプ大統領がわざわざこのタイミングで発信したということは、もしかしたら水面下で何らかの進展があった可能性があるのかもしれません。
一方、ヘグセス国防長官は「現場周辺にとどまって、イランが合意を守っていくのか見守る」とし、さらに「必要があれば、軍事作戦を再開する」とも話していましたので、予断を許さない状況だと思います。
藤森キャスター:
トランプ大統領は提示した15項目について、「すでに多くの合意が得られている」としていますが、どうなのでしょうか。

ワシントン支局 大橋純 記者:
トランプ大統領は様々な状況を自分に都合よく解釈する傾向がありますし、そもそもトランプ政権の辞書に「失敗」という文字はないので、実態がどうであれ、そうした発信をするということは十分あり得ると思います。
トランプ大統領の支持率が低迷する中、イラン問題に対する評価はかなり厳しくなっています。最新の世論調査では、身内の与党・共和党の支持者からもかなり厳しい声が上がっていることがわかっています。
11月の中間選挙に向けて取り組んでいるトランプ大統領ですが、足元ではガソリン価格が急上昇するなど、あまり悠長なことも言っていられない状況です。できる限り、この問題を収束させたいという焦りのようなものもにじんでいると思います。

















