常備のグリーンジャケットを「1回忘れちゃって…」

Q.松山さん自身のマスターズの印象はどういったものですか?

松山:僕が最初に見たのがタイガー・ウッズ(50、アメリカ)が勝った1997年のマスターズだと思うんで、そこから基本見るようにはしていたんですけど。その次のマーク・オメーラ(アメリカ、1998年優勝)であったり、ホセ・マリア・オラサバル(スペイン、1994年と1999年優勝)であったりは全部見てたんで、「すごいな」と思いながら。ああいうところで勝ちたいという思いはありましたけど、現実世界なのかなという思いもありました。

Q.(2010年に)日本で行われたアジアアマチュア選手権で勝って、その翌年マスターズに出て、ローアマチュアを獲った。もう1回戻るんだっていう、自分の中でオーガスタナショナルをホームにしていったというか、そういうのはありましたよね?

松山:最初にアジアアマチュアで勝って初めてマスターズに出るときに震災があって。注目されている中で、ローアマチュアを獲ることができて、マスターズ委員会の人たちが立ち上げたアジアアマチュアにも意味があるものになった。初めて出てから10年後に優勝することができたっていうところで、さらに大会を作ってよかったと思われるような感じになったので、本当に嬉しいなと思います。

Q.やっぱりこの大会があって今があるっていう大会ですか?

松山:そうですね、あのきっかけがないとマスターズも出られてなかったので、今みたいには絶対なってなかったと思うんで。やっぱりきっかけをくれたアジアアマチュアには感謝してますよね。

Q.グリーンジャケットは松山プロにとってどういう意味を持つものですか。

松山:難しいですね。日本で所有しているのは僕だけなので、それは誇りですよね、何回勝っても1枚しかないっていうところにまた価値があると思いますし。

Q.1年間は持ち出し可能だったじゃないですか、あのときってどうなんですか?

松山:ずっと持ち歩いてましたけど、1回忘れちゃって。

Q.ありましたね、空港?

松山:いや、実家に忘れて(笑)実家から東京に戻らなきゃいけないときに車で移動してたんですけど、持ってきてもらいました(笑)大慌てで。

インタビューに応じる松山英樹プロ

Q.グリーンジャケット以外にマスターズだなって思う伝統ってありますか?

松山:やっぱりコースが、いつ入っても独特の雰囲気というか歴史を感じる。いろいろ改造されてるとはいえ、同じような雰囲気で回らされるところってやっぱないと思いますし。18番を上がっていくときの雰囲気は、練習ラウンドでもすごい雰囲気を感じますし、プラスパトロンの目が、温かいんですけどゴルフには厳しいっていうところがやっぱり伝統なんだろうなみたいな、歴史を感じるなみたいなのはあります。