支持層と不満の高まりの間で板挟み状態 戦争を終わらせられるのは?
アメリカ市民からは、ホルムズ海峡封鎖によるガソリン高騰や、トランプ氏の強権的姿勢に対する不満が高まっています。

デモ参加者
「恥だ!恥だ!全員逮捕しろ」
「王様はいらない」。3月末、全米50州で、イランへの軍事作戦などに抗議するデモが巻き起こりました。

デモ参加者
「トランプ政権は一人残らず去るべき。全員が戦争犯罪人で法を犯している」
「とにかく中東での戦争は望んでいないし、どこであっても戦争なんてまっぴらだ」
また最新の世論調査では、トランプ氏の支持率は35%に低下し、イラン攻撃を支持する人はわずか28%にとどまっています。
今回、MAGA派など支持層の離反もある中、それでもトランプ氏が戦争から抜け出せない背景にあるのが、イスラエルとの深い結びつきです。

トランプ氏の娘婿で、ユダヤ教徒のクシュナー氏は、ネタニヤフ首相と親しく、以前からトランプ氏にイラン攻撃を進言していたとされます。

キリスト教福音派の牧師
「主よ、この試練の時において大統領を導きたまえ。彼に神の恵みとご加護を」
3月、キリスト教福音派の牧師から祈りを捧げられるトランプ氏。
福音派は、聖書の言葉を厳格に守り、イスラエルは神の意志で建国されたとして、強く支持する人が多く、アメリカ人の4分の1を占めます。そして、トランプ氏の岩盤支持層でもあるのです。
こうした支持層と国内の不満の高まりとの間で板挟みになっているトランプ氏。今後の戦争の終わらせ方について、溝渕教授は...

明治学院大学(中東政治)溝渕正季 教授
「福音派といわれる存在であるとか、トランプ氏のコアな支持者層のイスラエル寄りの人たちなど、そういった存在のおかげで、ネタニヤフ首相にトランプ氏が強く「ノー」を言うのは難しいのは明らか。
この戦争を終わらせるのは、(米国の)国内的な批判と圧力だけ。デモや支持率低下というのが今後もどんどん続けば、トランプ氏としても(戦争を)続けられないという判断になると思う」
果たしてこの戦争は、どういう形で終わりを迎えるのでしょうか。














