戦争から抜け出せぬトランプ氏 専門家「イスラエルはつなぎ止めるためには何でもする」

専門家は、トランプ氏がこの戦争から簡単に抜け出せない背景についてこう指摘します。

明治学院大学(中東政治)溝渕正季 教授
「イランという国の脅威の度合いというのは、アメリカとイスラエルで全然違う。

イスラエルにとっては同じ地域で近い距離にあってミサイルも届く場所にある。アメリカをなんとかイランに留めたい、やれるだけやりたい。イスラエルにとっては交渉がうまくいくのは一番やめてほしい。

イスラエルという国は、アメリカをつなぎ止めるためには何でもする国。イラン側のアメリカとの交渉窓口になっている人を暗殺する。イランの攻撃とみせかけて米兵を攻撃する可能性はありうる。アメリカがなかなか引けない状況を作る」

トランプ氏に繰り返し攻撃を進言したとされるネタニヤフ氏。収賄や詐欺などの罪で起訴されていて、国内からは、ガザ侵攻以降、戦争を長引かせることで政権維持を図っているなどの批判も上がっています。

そうした状況を見透かしてか、1日には、イランのペゼシュキアン大統領がアメリカ国民に揺さぶりをかけるかのようなメッセージを公表しました。

イラン ペゼシュキアン大統領
「この戦争は一体アメリカ国民にとって、どんな利益になるというのか。アメリカはイスラエルに操られて、この侵略に加わったのではないか」

イスラエルがイランの脅威をねつ造し、アメリカを戦争に向かわせていると訴えたのです。