定年の日を迎えようとしていた

知覧町(現・南九州市)出身の岩脇校長は、英語教諭として長年にわたり県内各地の子どもたちに向き合い、甲南中学校の校長として定年の日を迎えようとしていた。

校長には、「全校朝会」ということにして、生徒会が校長室へ呼びに行く。

「校長先生、もうろそろ大丈夫ですか」