「なんとかしてください」頼むことしかできない現実
朝には元気な姿で笑顔を見せてくれた真緒ちゃんを見た小谷さんには、病院のベッドの上に横たわる娘の姿を受け入れることができません。
(小谷真樹さん)
「『行ってきます』って言って振り向いて笑ってくれていたはずの真緒は、なんでこんなことなってるんやと。もう情けないんですけども、何も考えられなくなってしまって、頭が真っ白になってしまいました」
「(医師に)とりあえず『なんとかしてください、なんとかしてください』そんなことを頼むことしか私はできませんでした」
真緒ちゃんの姉・長女の容態について連絡が
娘の姿に混乱する小谷さんのもとに、電話が入りました。真緒ちゃんと一緒に登校していた長女が搬送された病院からでした。
(小谷真樹さん)
「正直長女とも出会ってないんで、どういう状況かも全く分からない、そんな状況で、真緒を見てですね、もう頭が破裂しそうなぐらい、熱くなっていたんですけども、恐るおそる電話に出ると、長女ですね、『娘さんは、けがはしているものの命に別状ありません』というような内容でした」
「長女には悪いんやけども、長女のことは病院にまかせて、私は真緒がいる治療室に戻りました。お姉ちゃん大丈夫やったんや。真緒も絶対助かるんや、そんな思いで部屋に戻っていったのは覚えています」
「するとですね、もう部屋がさっきよりも慌ただしくなっていて、(状況について)話を聞くと、『もうこの病院では治療が追いつかない、救命救急の設備が整っている、京都の隣の兵庫県の豊岡市というところにある病院に真緒さんをヘリで搬送します』というような話でした」
「『そんな遠いところまで運ぶとかおかしいでしょう』、医療の知識が何もない私は突っかかってしまったんですが、まあもうこれしか方法がないということで、準備を進められていました」














